『かがみの孤城』

まだ小学生の頃、昨日まで仲の良かった友達が、些細な事で急に素っ気なくなって  とても不安で悲しかった事。
流れに逆らえず、ただ皆んなと一緒に誰かをからかってしまった事。
中学生になって、なかなか周囲に溶け込めない時期、また少しずつ大人になって行く過程で受けた、自分でも気がつかないくらい小さな傷から、学校が怖くなるくらいの大きな傷まで…


大人になるまでに、多くの人が経験したり見て来たりしたようなこんな“淡い時代”を、傷付きやすいガラスの10代と呼ぶのか…と、この本を読みながら いつのまにかタフになった自分を振り返りました。



このお話に出てくる子供達は、様々な事情から生き難い苦しい毎日を過ごしています。
そんな彼らがやがて人との繋がりを見つけ出して、生きる事を選択して行く物語。


この本を読むことが出来て良かったと思うのは、ファンタジーでありながら、心理描写はまるで実話のようなこの物語が 、人との“縁”というものを輝かせてくれるからかもしれないです。

恋人でも友達でも先生でも知り合いのおばさんおじさんでも…この人に会えてよかった‼︎この人のお陰で今がある、と心から思える出逢いには、この物語のような目に見えない奇跡が隠れているのかもしれないな、と。


ネタバレしないように紹介したくて、随分とわかりにくい文章になってしまいました。
もし興味を持たれた方がいましたら、ぜひニシテイでレンタルしてみてください。
すでに読んだという方、私もスタッフもTさんも泣きながら読みました。ぜひお話したいです。



T様、良い本を寄付してくれてありがとう😊


Nishi-Tei

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